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プロテインを飲むときの注意

筋肉の回復と成長を助けるプロテイン。しかし摂り方を間違えると悪影響もあります。

飲みすぎると太る

プロテインは、肉や魚と同じたんぱく質で、それ自体にカロリーがあります。トレーニングやライディングで、体を使ってもいないのに飲んでいると、カロリーを摂りすぎ、その余った分が脂肪になります。特に牛乳でプロテイン飲む場合、牛乳には脂肪が含まれています。良質なカルシウムやたんぱく質を含む牛乳ですが、脂肪が気になる人は、低脂肪タイプにしましょう。
よくプロテインは太るとか、プロテインを飲んで作った筋肉は脂肪に変わるとか、言う話を聞きますが、こういった所からきているのかもしれません。摂り方さえ間違わなければ、良い筋肉ができますし、太ったりする事もありません。

食事前にプロテインを飲まない

食事前にプロテインを飲むと、その分お腹がふくれ食欲が減退します。通常の食事はとても大切です。これをしっかり食べる事は、アスリートにとって栄養管理の基本です。たんぱく質はもちろん、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などアスリートには、なくてはならない物ばかりです。(そういう食事を心がけましょう)トレーニング後に夕食などが近い場合は、必ず食後に飲むようにしましょう。

骨を削る

たんぱく質を大量に摂り過ぎると、余った分は尿から排泄されます。この時、たんぱく質と一緒に体のミネラル(カルシウムなど)が排泄されます。排泄された分のミネラルは骨を溶かして補われます。アスリートにとって大切な骨が削られるのです。
プロテインは、たんぱく質を効率よく体に吸収させます。飲みすぎると、通常の食事では、ありえない量のたんぱく質を体に取り込めます。アスリートの1日の目安は、体重1kgにつきたんぱく質2g。これはプロテインだけでなく、普段の食事で摂るたんぱく質も含みます。また、トレーニング量が少ない人はもっと少なくなります。自分の食生活やトレーニングに照らし合わせて、適切な量を探ってみて下さい。

参考文献
アスリートのための栄養・食事ガイド
著者:小林修平 / 日本体育協会
出版社:第一出版(千代田区)
本体価格:2,400円

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